でっかいコンクリートの壁。これは一体?実はこれ、背後の崖からの脅威をなくす、擁壁なのです。このところ崖崩れによる災害が、大島や、広島市などで報告されていますが、崖地を背負った宅地はそれなりの安全策が必要です。その為の壁がこのコンクリートの壁なのです。この壁の下には何十本もの杭が打ってあります。また荷重を大きくして抵抗力を大きくしてあります。もしも崖が崩れた場合、この壁が崩れた土砂をせき止めるように、構造計算による安全性を確保しています。これを『待ち受け擁壁』といいます。更に隣も同じように待ち受け擁壁を設置していますので、安全性はより高くなっています。このダムのような大きな擁壁で崖の脅威をなくしたうえで、建物を建てることで安心のできる住居として住むことが出来るのです。