窓は顔

窓は顔2018.03.10

 

外観を決めるとき、窓の表情を作るようにしています。

窓は極力上下(1,2階)の位置を合わせ全体でリズムのあるバランスが

出るようにしています。

窓の上下があっていると、柱や壁も合致して構造的にはベストです。

熊本地震の時も、上下の柱の一致している建物は、力がスムースに伝わって

壊れにくかったといわれています。

ヨーロッパの建物は組積造(石やレンガを積んだ建物)が多く

構造的な観点から等間隔に同じ大きさの窓が並ぶデザインが

主流となっています。

木造は組積造に比べると構造的な制約が厳しくはないのですが、

窓位置を合わせた方がより強くなることは明白です。

木造で1階2階の窓が合致していない建物をよく見ますが、

きちんと処理、対応がなされていないと、構造的には問題ですし、

何より外観が美しくないと考えています。

これからも、1棟1棟窓の表情を考えて

外観をデザインしていきたいと思います。

 

 

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