今年は寒暖の差が激しくて体をついて行かせるのが、一苦労。我が家は20年以上経ているので、断熱材はおそらくほとんど効いていない状態でしょう。毎日炬燵に潜り込んで寒さをしのいでいます。
断熱材の効果がかなり低減して来ているようです。20年前はグラスウールやロックウールが一般に使われる断熱材でした。断熱材の基本的な考え方は、空気で断熱するか、熱を反射させて逃がさない(あるいは入れない)ようにするか、大きく分けて2つの方法に分かれます。反射材料はほとんどがアルミ箔を利用しています。一般に使われる場合は2枚のアルミ箔の間にプチプチと呼ばれる梱包材と同じような材料(空気を閉じ込めたシート)を挟み込んだものが使われています。これは軽いということで、航空機の断熱にも利用されています。
グラスウールやロックウールなどは空気による断熱です。布団と同じ効果で性能を出します。繊維状ですから、布団と同じようにへたってくる場合があります。我が家はこのケースでしょう。最近では繊維のへたれを低減した高性能グラスウールなどが使われるようになりました。
繊維状のほかに発泡状の断熱材もよく使われます。発泡スチロールや発泡ウレタンを断熱に利用するのも一般的になってきました。硬度があるのでへたり難いという点で利用されています。気泡の中に空気を閉じ込めているので、断熱効果
の低減も少なくなります。この延長に現場発泡断熱材があります。現場発泡の利点は、材料に接着性があり構造体に密着して隙間を極力小さく出来ること。断熱の効果を上げるには、隙間のないことが重要になってきます。(次回に続く)